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 百頭たけしさんの個展よかった。展示とポートフォリオのどちらもよくセレクトされているので、部分的に入れ替えてもおかしくなさそうだった。

Parrhesia #002 百頭たけし「Busy, busy, busy」

誕生日に深瀬昌久さんの『Wonderful Days』(roshin books, 2015)をいただいた。深瀬さんご自身に引き寄せて撮られた猫たちの写真集。

 34歳になった。

 1959年10月に行われたニューヨークでの初個展に際して。

 私には、一つ一つの水玉をネガティブにした網の目の一量子の集積をもって、果てしない宇宙への無限を自分の位置から予言し、量りたい願望があった。どのくらいの神秘の深さをこめて、無限は宇宙の彼方に無限であるか。それを感知することによって、一個の水玉である自分の生命を見たい。水玉、すなわちミリオンの粒子の一点である私の命。水玉の天文学的な集積が繋ぐ白い虚無の網によって、自らも他者も、宇宙のすべてをオブリタレイト(消滅)するというマニフェストを、この時、私はしたのである。

−草間彌生『無限の網 -草間彌生自伝-』(新潮文庫、2002) p.28

 それを76年間続けてきたということもすごいが、美術を介して目の前の現実と同化し、自己を消滅させようという姿勢は見習いたい。

 プリントを送ってきた。30日着とのこと。