異質なものと対峙したときの態度でその人のことがだいたいわかるんじゃないかって気が急にしてきた。
a0n0さんの『Objective.』を聴く。
「Broken idol at Copan」や「線香」にみるa0n0さんの微細なノイズへの美意識、「Stupid things」のリズムや「Hallucinatory」のボイス・サンプリング、「Hallucinatory?」のクレッシェンド等にみる新たな方向性とその模索、そして「Sounds that ring in the outside world」で締め括るあの感覚。
プライベート配信というリリース形態もおもしろい。
Get This: 32 Tracks For Free – A Tribute to Peter Rehberg, by $ pwgen 20
https://pwgen20.bandcamp.com/album/get-this-32-tracks-for-free-a-tribute-to-peter-rehberg
In memory of Peter Rehberg, 29/06/1968–22/07/2021.
Editions Mego and its sub labels are continuing Peter’s mission to release uncompromising experimental music, so please support them at editionsmego.com and editionsmego.bandcamp.com
All proceeds from this album will go directly to Editions Mego to cover expenses.
Design by Tina Frank.
Mastered by Russell Haswell.
Album download includes .mp4 video of ‘pliii’ by Tina Frank.
Hi-res video of ‘pliii’: vimeo.com/643263171/6c2e720355
Video: Tina Frank
Audio: Tina Frank & General Magic
released in 2022
pliii is a lightbulb waning. Originally recorded in August 2021, edited in Nov 2021 in Vienna.
芥川也寸志さんの『音楽の基礎』を読み始める。いきなり無響室や大砂漠の夜の静寂という(精神に異常をきたすほどの)特殊な環境の話から始まり、かすかな音響の存在する日常的な静寂の美の話になり、音楽の美へと話をつなげてゆく感じが良い。
作曲家は自分の書いたある旋律が気にいらないとき、ただちにそれを消し去ってしまうだろう。書いた音を消し去るということは、とりも直さずふたたび静寂へ戻ることであり、その行為は、もとの静寂のほうがより美しいことを、みずから認めた結果にほかならない。
音楽は静寂の美に対立し、それへの対決から生まれるのであって、音楽の創造とは、静寂の美に対して、音を素材とする新たな美を目指すことのなかにある。
- 芥川也寸志『音楽の基礎』、岩波新書、1971年、p.2
単なる音の羅列だったものが、一つの音楽に変貌する瞬間ということについて考えている、、。私に音楽は無理なのだろうか。どうしても音単位で考えてしまうし、ストラクチャーの観念が抜け落ちている気がする。
たとえば高い音とか、低い音とか、中音域?とか、みんなの曲を聴いているとしっかりデザイン?されているように感じられるし、そういうこと一つとっても自分にはできないというかかなり難しい。練習? 学習? 慣れ? 感覚的なもの? 音楽を志向することとは?
シャッターを押せばひと通り何とかなった写真とは違い、音楽にはテクニカルな部分と感覚的な部分に収まらない、何かもう一つの壁のようなものがあると感じている。音楽の奥ゆかしさ? のようなもの。

